恋する魔女
“うん、うん”と何度も頷く。



それからどちらからともなく唇を重ねた。



それは、だんだん深く深く、甘いキスへと変わっていった。



「ジュリア、一緒にシャワーを浴びよう・・・」


「ん・・・・・・」



最後にチュッとリップ音を鳴らして、ブライアンの唇は離れた。



そしてジュリアが立ち上がろうとすると


フワッ


「キャッ!?」



お姫様だっこをした。



「ブ、ブライアン!あたしは歩けるわ!」


「プリンセスを運ぶのはプリンスの役目だろう?」


「そ、そんな・・・ん・・・」



じたばたすると、ブライアンに口を塞がれた。



「ん・・・ふぁ・・・はぁ・・・」


「お姫様、口を閉じないとお仕置きだよ。」



耳元でそう囁かれると、ジュリアは体の疼きを止められなかった。



「いい子だね。」




ブライアンは、バスルームにつくと、ジュリアを降ろし恥ずかしがる彼女の服を脱がせ、自分も脱いだ。




そうして、二人は甘い時間(とき)を過ごしていった。





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