恋する魔女
「じゃぁ・・・お願いしてもいい?」


「何でも聞くよ。」



優しく微笑むブライアン。


ジュリアはちょっと考えてから、ブライアンの表情を伺いながら言った。



「なにか、お揃いの物が欲しいわ。」


「お揃いの物?」



ブライアンが聞くとジュリアは深く頷いた。



「・・・例えば、何がいいんだい?」


「う〜ん、カップとか?」


「カップ?」


「えぇ。あなたがうちに来た時に使うために。」


「なるほど。そうだね、いいねそれ。じゃぁ今日はお揃いのカップや食器を買いに行こう。」


「嬉しいわ、ブライアン♪」


ジュリアは笑顔でそう言うと、ブライアンの頬にキスをした。



「お姫さまのためなら何でもしますよ。」



機嫌が戻ったようで、ブライアンはジュリアを抱き締めてから、お返しにと自分もジュリアの頬にキスをした。





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