恋する魔女

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｢はい、あ〜ん！｣


｢あ〜ん♪｣



何をしているかと言いますと･･･



｢美味しい？｣


｢うん、美味いよ！あ、そう言えば初めてだなジュリアの手料理。｣


｢･･････でしょ！｣



ブライアンにヤキモチを妬かれて上機嫌なジュリアにベタベタされブライアンもこれ以上ないほど上機嫌になっているところ･･･



｢･･･頑張って作ったから、たくさん食べてね！｣


｢あぁ、勿論！｣



と言うわけだ。



もうブライアンたら、カーティスなんかにヤキモチを妬いて。


どこまであたしを嬉しくさせれば気が済むのかしら。



夢中で食べてくれているブライアンを見て


“あの時は、こんな幸せ考えられなかったな”


と、ジュリアはふと考えた。




突然の“１ヶ月遠距離恋愛”を見事に乗り越え、更にドーラの魔の手も乗り越え、今幸せいっぱいの二人。



家に帰ってきてからは、ジュリアがヤキモチを妬かせたお詫びとでも言うかのように、ブライアンに引っ付いて甘い時間を過ごしていた。