恋する魔女
「キャ〜〜〜〜〜〜〜!!!」



甲高い声で叫び声をあげているのは、この部屋の主ジュリアだ。



「あ〜うるさい!もうなんとでもどうぞ。」



腕を組んで真っ赤な顔でフンッとそっぽを向くのは、ジュリアの友人、コニー。



で、二人の話の内容は・・・・・・




「“好き”って言ったのね?」



コックリと頷くコニーに満面の笑顔で抱きつくジュリア。



「おめでとう!コニー!あたしも嬉しいわ!ダニエルさんもさぞ喜んだでしょう?」



そう、昨晩別れた後の出来事を、コニーがジュリアに話に来たのだ。



“ダニエルも喜んだ”と尋ねるとシュンと俯いてしまったコニー。


体を離し顔を覗き込む。



「コニー?」


「あの、その・・・」



言いづらそうにするコニーの言葉を待ち、聞いてみると、ジュリアは声を失った。




「えっ・・・!?」


「う・・・・・・・・・・・・やっぱりマズかったかな?」


「マズイも何も・・・・」


「だって恥ずかしくて・・・」


「だからって“言い逃げ”ってあり?!」






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