恋する魔女
そんな言い方をされると、何だか一人だけのけ者扱いに感じたブライアン。



少しの間考えた結果



『わかったよ。今日だけだよ?今日限り!』


「えぇ、ありがとうブライアン。大好きよ!」


『あ〜・・・ホントに君には適わないよ。』


「フフッ。それじゃぁ今からそっちに行くわね!」



そう言うと、ジュリアは子機の通話ボタンを押した。




「さぁ、コニーとダニエルさんのために頑張らなきゃ!!」



気合いを入れて、ジュリアは指を鳴らし、部屋から姿を消した。




.・。*゚・.+。゚






─────────────・・・





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「ブライアン!!」


「ぉわっ!?」



ブライアンの部屋に現れたジュリア。




「さ、始めましょ!素敵なラブストーリーのお手伝いよ♪」


「僕達は何をするんだい?」


「まず、二人がどこにいるのかを確認して、それであたしが魔法で二人を引き合わせる。あと、コニーには少し素直になってもらわなきゃね!」


「じゃぁ、僕は?」


「あなたはその成り行きを見守っていて。」




“僕の役目は何もないのか”と苦笑いをするブライアンだった。




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