恋する魔女
「今からお前にこの男の正体を見せてやる」


「いや、ちょっと待って下さい!!」



そう言うドーラを止めるようにブライアンが前へ出る。



すると



.・。*゚・.+。゚



「まぁ、ブライアン!!」


「ハハハ その方が可愛いよ。ブランク。」


「ママ!ブランクじゃなくてブライアン!!お願い、早く戻して頂戴!!」



そう言って抱き上げたブライアンは




「ニャーー!!」




猫の姿に変わってしまった。



「こんなことして何になるのよ!」



怒るジュリアを前に、ドーラは真剣な表情になった。


「お前がこの男と結婚するならもう反対はしない。アンタももういい歳だ。それぐらい自分で決められるだろう。でもね、最後にこれだけは言っておく。人間てのはね、必ずしも良い奴ばかりじゃない。コイツもそうだっていうことをよく理解しときな。」




そう言うと、ドーラは両手を大きく振り上げた。



.・。*゚・.+。゚



次の瞬間、ジュリアは目の前が真っ白に覆われ、目を開けてはいられなくなった。





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