恋する魔女
一瞬にして表情が凍り、言葉を失った。



捨てた・・・・・?




しかし、男達は笑っていた。



「アハハハ!!ホントひでーなお前。これで何人目だよ。」


「数えたことなんかねぇよ。」


「まぁ、お前はいいよな。顔がこんなに良かったらモテるしよ、しかも今だって何股だよ?」


「そんなにいねぇよ?8人くらいか。」




ジュリアは開いた口が塞がらなかった。




「8人とか、羨ましいぜ。」


「別に、体だけだ。」




そう言って去っていくブライアン達。



ジュリアは腹立たしくなり、その後ろ姿に片腕を振りかぶった。




.・。*゚・.+。゚




すると、噴水の水が一斉にブライアン達に襲い掛かった。




「うわぁ!!!」


「何なんだ!?あ"〜冷てぇ!!」


「ひぇ〜〜!」




ブライアンを含めた男達は一斉に走り去って行った。




高校時代はそんな男だったなんて



泣かされた彼女達はどれだけ辛かったかしら、惨めだったかしら、傷ついたかしら・・・




ジュリアは女の子達のことを考えると、胸が張り裂けそうだった。




すると、再び目の前が真っ白になった。




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