恋する魔女
「うん、美味い。コニーもジュリア嬢も料理が上手いんだね!」


「あら、あたしは何もしてないわ。ほとんどコニーが作ったのよ。」


「確かに料理を決めたのはあたしだけど、ジュリアも包丁の使い方が上手かったし。相当料理には慣れてると思ったけど?」


「そりゃ、女の一人暮らしだから、いつも自分で料理してるおかげだと思うけど?」


「僕に作ってくれる料理もいつも美味しいものばかりだしね。・・・最初のはナシだけど。」



最後にボソッと呟きながらジロッとジュリア見る。



ジュリアは“ん?”と言ってニッコリ笑って首を傾けた。




「それにしても、ようやく4人でこうして食事が出来たな。」



ダニエルがニヤリと笑った。



「ホント。前回は誰かさんが機嫌悪くして帰っちゃったからね。」



犯人のブライアンは無視して料理を食べている。



すると、ジュリアが形勢逆転とばかりにこう言った。




「あら、そんなことを言ってもいいのかしら?」


「「え?」」


「あの時、あたし達が帰らなかったら、あなた達まだ恋人じゃなかったわよ?」




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