恋する魔女
あ・・・・・・・・・



コニーは、背中にヒヤリと汗が流れるのを感じた。



「ねぇ?コニーそうでしょ?」


「え?あ・・・」


「だってあの時初めてダニエルさんにんぐっ」



肝心なところでコニーに口を塞がれてしまったジュリア。



「そこからはもう言わなくて結構。あたしが悪かった。ごめんなさい。」


「分かればよろしい。」




そんな彼女二人を、彼氏二人は顔を見合わせながらクスッと笑いながら見つめていた。




しかし、ダニエルがコニーのふくらはぎに、大きめの絆創膏が貼られていることに気が付いた。




「ハニー、その足どうしたんだい?」


「え?」


「あれ?そう言えばジュリアも膝に絆創膏貼ってるじゃないか。二人して何で?」



そうだったわ・・・まだブライアンとダニエルには昼間の件を話してないんだった。


あ・・・でも話したら魔法を使ったってバレちゃう?



ジュリアが難しい顔をして考えていると、コニーが先に口を開いた。




「今日の昼に二人で買い物に行ったんだよ。で、その帰りに、バイクが後ろから走ってきて、バッグを盗られた拍子に転んだんだよ。」




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