恋する魔女
互いに熱く見つめ合い、ジュリアは瞳を閉じる。



そしてブライアンが顔を寄せた──────その時




「イヤーーーーーーーー!!!」


「っ!!!!!??」




リビングの方から叫び声がした。



「なに?!コニー?」


「なんだ?」



二人して慌ててリビングのドアをそうっと開けると・・・



「無理、無理、無理、無理ーーーーーーーー」


「ハニィ"ー、痛いよ・・・」



リビングにいたのは、ソファーの影に隠れて首を振っているコニーと、腰を擦っているダニエルがいた。




二人が何をしていたのか分からないが、大体は想像がつく。



「大方、またダニエルがコニーに無理強いしたんだろうね?」


「あたしもそう思う・・・」



ため息を吐くと、リビングの中で今度は追い駆けっこを始めた二人。




「コニー、キスだけで嫌がられたら俺は生きていけないよ」


「キスだけじゃなかった・・・イヤー!」



思い出したのか、コニーはまた悲鳴をあげた。




そういうことか。


ジュリアとブライアンは納得したように同時に頷いた。




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