恋する魔女
「あー・・・ジュリアはねぇ、今日はほら、いとこのカーティスと出かけているのさ」


「カーティスと?そうか・・・」



心なしか沈んだ夫を見て、ドーラはこの後はどう誤魔化したもんかと思った。



人間界に住み始め、人間の男の恋人がいる・・・と言ったが最後、人間界にどんな災いが降り掛かるか分かったもんじゃない。



ドーラが頭を抱えていると



.・。*゚・.+。゚




「こんばんは、おじ様。」


「っ!?」



目の前に、カーティスが現れた。



「今お帰りだって聞いて来たんですが。」


「あぁ、そうだが・・・お前ジュリアと・・・」



出かけていると聞いた人物がなぜここにいるのか、オズワルドは頭の上にクエスチョンマークを浮かべた。



しかし反対にドーラは更に頭を抱えるのだった。




ホントに、役立たずだ!!!









【SIDE:ドーラ(終)】

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