恋する魔女
何とかジュリアを元の姿に戻したものの、二人の頭には疑問の2文字。



「お義母さんは何でまた僕にこんなことを?」


「わからないわ。どうしてかしら?」



以前二人の交際を認めてくれたドーラの言動に二人は頭を抱えた。



このまま考えていてもらちがあかないわね。




「ブライアン、あたしママのところへ行ってくるわ」


「え?」


「どうしてこんなことをするのか話を聞いてくる。何か理由があるはずだから」




そう言うと、ジュリアは指を鳴らした。




.・。*゚・.+。゚




着いた先は、最近はまったく帰っていない実家だ。




しかし、その実家の様子が以前とは違う。



あら?家具の位置が変わってる。


ママ、模様替えをしたのかしら?


・・・・・・模様替え?


そしてジュリアがハッとした時には、背後から声がした。




「おぉ、ジュリア今帰ったか」


「・・・っ!!!」




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