恋する魔女
「こんにちはお嬢さん。あなたも大変美しい女性ですね。」


「あ、あはは。どうも・・・」



ジュリアは引きつった笑顔のまま笑った。



男はというと、ジュリアの手にキスを落としたのだった。



コニーはただ驚くばかり・・・。



「一体どうして?!何で!?」


「おいおいハニー、そんなに驚くなよ。君の居場所なんてすぐに分かるさ。」



コニーが声を荒げれば、呆れたように、だが熱い眼差しを向ける。



でも、初対面でハニー?



「あの、失礼ですがコニーをナンパした方で間違いありません?」



ジュリアがそう聞くと、男はすぐに名刺を出した。



「そうなんだ。一目惚れでね。・・・紹介が遅れました。僕はダニエル・アルフォードって言います。」



丁寧に名刺をもらったが、ジュリアは会社名を聞きハッとした。



「フレアクローバー社って、私の彼もそこで働いているんです!」


「本当ですか?!誰ですか?」


「ブライアン・クリントンです。」



そう答えると、彼は目を丸くした後に笑いだした。



コニーと目を合わせ、首を傾げる。





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