恋する魔女
そんなことになっているとはつゆ知らず、ジュリアは部屋でファッション雑誌を読んでいた。



すると



TRRRR・・・・



携帯が鳴りだした。



「もしもし・・・あら、コニー!どうしたの?・・・えぇ、いいわよ。・・・OK、待ってるわ♪」



どうやらコニーが家に遊びに来るらしい。




あっ!そうだわ。

今夜はブライアンとダニエルさんも呼んで、4人でパーティーをしたらどうかしら?


ダニエルさんも、コニーのこと遊んでるわけじゃないってブライアンが言っていたし。

きっと楽しい食事になるわ♪




フフッと笑ってさっそくブライアンに電話をかけた。




TRRRR・・・・・



「あ、もしもしブライアン?あの・・・え?」



ブライアンの問い掛けに眉をひそめるジュリア。



『詳しい話は帰ってからするけど、今日は誰か知らない女性が来ても、追い返して入れないで!!』


「もう、ブライアン、あたしは子供じゃないのよ?それに相手が何だってあたしは別に・・・」


『頼むから今日だけは言うことを聞いてくれ。頼む!今度1つ何でも願いを叶えるから!』



どうしたのかしら・・・


ブライアンのあまりの真剣な声にジュリアは、納得はいかないが頷いた。




< 63 / 217 >

この作品をシェア

pagetop