恋する魔女
ピンポーン──────・・・・



携帯を切ると、チャイムが鳴った。



「あ、コニーだわ!・・・コニーは知り合いだからいいのよね。・・・はーい!」



自分で確認してから、玄関に行った。



ドアを開ける前に、念のためモニターで確認してみると



コニーが立っていた。




「いらっしゃい!」


「こんにちは。お邪魔しまっす!」


「フフッ どうぞ。」




ジュリアの部屋には初めて来たコニーを案内すると



「うわ〜・・・ジュリアの部屋って感じだ。」


「え〜?どういうこと?」


「色とか雰囲気とか匂いとかさ。ジュリアって感じ!」



「変なの」と笑うジュリア。



「綺麗にしてるしね。これは、いい奥さんになるわ!」



そう言って笑うコニーにジュリアは紅茶を出した。




一息つくと、コニーは思い出したように呟いた。



「あ、そう言えば下に変な男がいたな。」


「変な男?・・・女じゃなくて?」


「うん。ってか何で女?」


「え?あ・・・何かさっきブライアンから連絡があって、知らない女性は家に入れないでって、何だか切羽詰まった言い方で言ってきたから・・・」




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