恋する魔女
その言葉を聞いて、赤い頬がますます赤くなったブライアン。



ジュリアはクスッと笑って



「朝のお返しよ♪」



と言った。



それにはブライアンも吹き出してしまった。





季節は冬へまっしぐら。


寒くなる一方だが、この部屋だけは、春の日の光ように温かかった。


















「そう言えば、変な女とかは結局来なかった?」


「来てないわよ?」


「そう。良かった。もし、これから何か異変に気が付いたら、遠慮なく言ってね。」


心配そうに見つめるブライアンにジュリアは


「はーい、先輩♪」


とニッコリ笑って言った。



ブライアンは“え・・・?”とギクッとした表情になったが、無視した。




大丈夫よ。


もう何もしてこないわ。


まぁ、もし何かしてきたら次は手加減しないしね。


オホホ・・・。

























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