恋する魔女

恋のキューピッド

【SIDE:ブライアン】



あの事件から1週間。



エレンは翌日退職願いを出し、会社を辞めた。



ブライアンにとっては嬉しい出来事だったが、あっさり引き下がられ逆に恐かった。。



まぁ、いいか。

ジュリアに何も危害がなかったんだし。



・・・・・・あったんだけども。



まぁ、知らない方がいいでしょう。



今日はそんなことよりも、ジュリアに相談しに来たのだから。




「いらっしゃい。」


「こんばんは。お姫様。」



そう言ってジュリアの頬にキスを落とす。



「フフッ さぁ上がって!」


「うん。」




いつ来ても、綺麗に片付けられている部屋。



お洒落な雑貨や家具で整えられている。



「ごめんね。いつもお邪魔して。」



ブライアンが苦笑いして言うと



「いいの!気にしないで?前にも言ったでしょ?一緒にいられて嬉しいって。」


「あぁ。」



そう言われても、やっぱりちょっとは情けないと思うもの。



理由も理由だし・・・・。




自分の家だと・・・良い雰囲気になったら抑制出来ない気がする。

今まで2度も夜をともにしたけどキスまでで止められたのは、ジュリアの家だからということもある。





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