恋する魔女
まぁでも、僕自身が一番驚いてるか・・・。



以前は同僚達からは“仕事人間”で通っていたのが、ジュリアに出会ってそれは一変した。



もちろん仕事は疎かにはしていない。



ブライアン自身、ジュリアとの未来を考え、もっとしっかり仕事をしようと考えているのだ。



ブライアンの原動力は全てジュリアなのだ。



ただの女の子なのに・・・どうしてここまで惹きつけられるんだろうな。

君のその紫色の瞳を見れば男は皆惚れてしまう。




普通ではないんだけれども・・・。




ブライアンはボーッとジュリアを見つめていた。



すると



「あ!そうだわ!!」



と何やら思いついた顔をしたジュリア。




「どうした?教えてくれるの?」


「いいえ。それは出来ないの。」


「え?どうして?」


「・・・正直言って、コニーはそこまでダニエルさんに好意的じゃないのよ。容姿は良いとして、出会い方がナンパだから。」


「あ―・・・そうなんだ。だけど、それじゃぁダニエルに望みはないのかい?」


「全くないと言う訳じゃないと思うわ。だけど、今の段階ではコニーが連絡先をすんなり教えるとは到底思えないわ。」


「そっか・・・じゃぁどうすれば。」



そう言うと、ジュリアがニヤリとした。



「ブライアン。あたしに良い考えがあるわ!」


「え?」




【SIDE:ブライアン(終)】




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