恋する魔女

数日後────────･････



今日は休日で、コニーと一緒に街へ出かけた。



｢で、どこから回る？｣


｢そうねぇ･･･｣



綺麗にされている道を歩き、たくさんのお店の中から目的の場所を探す。



｢あ！あそこがいいわ！！｣



ジュリアが指差すほうへ視線を向けると



｢『Ｊａｉｓ』？･･･ん？男の服屋？｣


｢えぇ、そう。実はブライアンが近々誕生日なの。だから何か買ってあげたいんだけど付き合ってくれない？｣


｢そうだったんだ。そういうことならお安いごよう！あたしの分もお祝いしてあげて！･･･さ、行こう。｣



コニーが先頭を切ってジュリアを引っ張っていった。




店に入ると、大人っぽい上品な洋服が綺麗に並んでいた。



カップルで買いに来ている人も、ジュリアのように女性だけで来ている人も何人かいたため


ジュリアもコニーもすんなり場に馴染むことが出来た。




｢あたしのことは気にしなくていいから、ゆっくり選んだら良いよ。｣



気を遣ってくれたコニーにジュリアはちょっと罪悪感を感じながらもニッコリ微笑んでお礼を言った。




なぜ罪悪感を感じるかって？



それは･････





｢ジュリア！！｣