ツバサ
第1章ー私たちの道のりー
私たちの出会いは偶然の積み重ねだったね。


大学一年の入学して3ヶ月がたっていて、みんな大学生活になれてきたころ。

講義に遅刻してきたタケルが私の隣に座ったのが始まり。

教室の一番後ろの窓際。
それが私の特等席。

それなのにタケルは、遅刻してきたのにカバンをガサゴソと大きな音を出してるもんだから、笑っちゃったよ。

そんなことしてたらタケルが私を睨んできて、こわって思ってたんだよ。

なのに私に言った言葉は拍子抜けだったな。

だって「シャーペンかしてくれない」だよ。

睨んでおいてなんなのこの人って思ったんだよ。

タケルは、睨んでいたんじゃなくて、コンタクトを忘れて見えなくて、目を凝らしてただけだったんだよね。

その後すぐ、メガネかけてたしね。

やっぱり、私たちの出会いは偶然の積み重ねだよね。



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