ツバサ
「写真、持って帰りますか?」

「はい……。」

私は呆然としながら、写真を受け取って病院を出た。

家に帰る途中タケルとよく行った公園に立ち寄った。

ベンチに座ってお腹に手をかざして触れてみる。

ここに私とタケルの子がいる。

タケルは、おろせって言うに決まってる。

タケルに迷惑がかかるに決まってる。


私は、考えてあることを決意した。

そしてタケルにメールを打った。





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