Cold Phantom [後編]
すっかり目覚めた朝の5時、相変わらず外は暴風雨が巻き起こっており風が遠慮を知らずに轟音を立てていた。
今日は学校の終学式。…のはずだが、この調子ではそれどころでは無いのは火を見るより明らかだ。
一応朝練の事を思い早起きはしてみたものの一時間後…
「やっぱりッスか…」
『こんな台風だからな、明智先生から直々に俺の所に電話が来たよ。』
湯川先輩の声が電話越しに聞こえる。
やはりと言うべきか、朝練は無い。
いや、それ以上に学校も休校になった。
終業式は明日に引き延ばしになるようだ。
「とりあえず先輩に伝えて、今日は家で大人しくしておくッスよ。」
『おう、祥子ちゃんによろしくな。』
それだけ言って湯川先輩はまだ他にも電話しなくてはならないようで、直ぐに切られた。
今日は学校の終学式。…のはずだが、この調子ではそれどころでは無いのは火を見るより明らかだ。
一応朝練の事を思い早起きはしてみたものの一時間後…
「やっぱりッスか…」
『こんな台風だからな、明智先生から直々に俺の所に電話が来たよ。』
湯川先輩の声が電話越しに聞こえる。
やはりと言うべきか、朝練は無い。
いや、それ以上に学校も休校になった。
終業式は明日に引き延ばしになるようだ。
「とりあえず先輩に伝えて、今日は家で大人しくしておくッスよ。」
『おう、祥子ちゃんによろしくな。』
それだけ言って湯川先輩はまだ他にも電話しなくてはならないようで、直ぐに切られた。