Cold Phantom [後編]
「後は沙冬美先輩ですねぇ。仲良し同士で集まれそうですね。」

「そうだね。」

そう言ってまた周りを見回した。

どうやらみーちゃんは違うグループのようだ。

「みーちゃん先輩にも声はかけておいたんですけど、大丈夫かなぁ…」

「大丈夫って、例の洋館の話?」

私がそう問いかけると犬塚さんが首を縦に振った。

「みーちゃんなら大丈夫だよ。そう言う話は意地でも参加するタイプだし。」

「あはは、みーちゃん先輩らしいですね。」

そう言って犬塚さんは軽く微笑みみーちゃんに視線を向けた。

その後すぐ沙冬美と合流し、与えられた部屋に三人で向かった。

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