Cold Phantom [後編]
「あ、俺が電話しておいたッスよ。その槍倉記念病院に…」
「…そっか。知ってたんだ、祥子ちゃんの事。」
「はい…」
俺はマリアさんのその言葉を聞いて何となく「はい」としか応えられなかった。
「それにしても…」
そんな俺を他所にマリアさんはふと周りを見回した。
俺もそれに釣られる様に見回した。
マリアさんが言いたい事、そして俺が思っている事、間違なく一緒だろう。
何せ、俺だって不思議に思っていた事だから…
「…そっか。知ってたんだ、祥子ちゃんの事。」
「はい…」
俺はマリアさんのその言葉を聞いて何となく「はい」としか応えられなかった。
「それにしても…」
そんな俺を他所にマリアさんはふと周りを見回した。
俺もそれに釣られる様に見回した。
マリアさんが言いたい事、そして俺が思っている事、間違なく一緒だろう。
何せ、俺だって不思議に思っていた事だから…