Cold Phantom [後編]
「それじゃ、バイトが終わったら早く帰ってこなきゃね。」

そう言って俺の隣に座り込んだ先輩は、俺と同じ様にテレビを見ていた。

少し胸の高鳴りが激しくなる。

よくよく思えば、これが一ヶ月続くのだなと思うと、嬉しい反面精神的な意味で果たして自分を保つ事が出来るのか心配にもなった。
< 90 / 137 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop