× Season2
どちらかを撃たないと……
丸山のいる牢獄の中でも天井から銃が向いている……
そして自分の方にも……
ウィン…ウィィィィイイン…!
汗が脇の下を通過する…
『……さぁ…時間がない…!…どちらかを救済するか、どちらとも破滅か…!…ノロノロしてると共に破滅するぞ………!……決めたまえ………健闘を祈る……ザザ…ザザー…』
「……イヤだ…できない…!」
『…落ち着け……』
「…イヤだ…無理よ…イヤ…!!」
『…落ち着け!閑ちゃん…!』
「…こんな状況で落ち着ける訳ないでしょ?!!あと2分もないのよ!!」
桜田の言葉を跳ね返すように叫んだ。
永澤の見るタイマーは間もなく2分を切ろうとしている……
とても正気でいられる訳がない……
しかし、桜田は少しの間沈黙になると再び口を開きはじめた……