純愛~妻が僕を殺すまで~
  

「ん゛!!」


 男は、口にタオルを巻かれて初めて恐怖を感じた。


「シ―――。」


 永眞は、子どもをあやすように男の髪を撫でる。


「あの娘と寝たのね?」


「ん゛、ん゛!」


 男は、首を振って抵抗する。永眞は、にっこり笑って男の精器を掴む。

 男は、身体をビク付かせる。


「あなたが悪いのよ。」


 永眞は、言ってキラめくモノをチラつかせる。


「ん゛――――!!」


 男は、曇った叫び声を上げる。 永眞は、男の精器にナイフを当てる。

 冷たい感触に男は、震える。


  
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