純愛~妻が僕を殺すまで~
初めて人を手にかけた時、“後悔”よりも“安堵感”に包まれていた。
殺す男たちは、全て夫だったからだ。
「ん”……ぅん”!」
男は、意識を取り戻し激痛に悶える。
「悪い子ね。」
永眞は、にっこり笑って男の髪を優しく撫でた。
「ぅ、ん゛…う゛……」
永眞は、口のタオルを取ってあげた。男は、涙を流して永眞を見つめる。
「…たす、け…て、くれ……」
「シ―――。静かに。」
永眞は、優しく微笑み男に囁いた。