純愛~妻が僕を殺すまで~
  

 罪悪感など無い。この世の敵を罰しているだけだから。


「やっと…来たわ。待っててね。」


 永眞は、ドアを開けた。変装しサングラスもかけていたが夫の顔色は、悪かった。


「首を落としてトランクに入れて持って来て。」


 永眞は、言って先に部屋を出た。


「すまない。いつか…この報いは、受ける。許せ。」


 好成は、男の口にタオルを巻き直し枕で顔を隠し首にナイフを下ろす。


「ん゛―――――!!」


  ※   ※   ※


 疑惑の日々の中永眞は、夫と別々にしていた寝室を一緒にした。


  
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