純愛~妻が僕を殺すまで~
  

 永眞は、にっこり笑って言った。


「頭おかしいのか? 夫に殺させといて、何とも思わないなんて!!」


「罰だもの。」


 永眞は、はっきりと告げた。

 ・
「罰…だと?」


「そうよ。妻も子どもも居るのに“家族”のお金を気に入ったヘルス嬢に注ぐ。許さない。
 あなた1人が仕事をしてるんじゃないのよ。」


 永眞は、夫に詰め寄る。


「だから、殺すっておかしいだろう!!」


「あなたには、解らない。裏切ったあなたには…」


 永眞は、夫に言って食事を出した。


  
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