純愛~妻が僕を殺すまで~
  

「始末…だと?」


「そうよ。始末して。」


 女は、にっこり笑って男に言う。


「何をやったんだ!!警察に行くぞ!」


 男は、女の手首を掴んだ。


「行けるの?」


「何だと?」


「あなたの大切な娘のお客様なのに? あなたは、私を突き出せるの?」


 女は、にっこり笑って言う。

 男は、腰が抜けて床に座り込む。


「ふふふ、アハハッ!!」


 女は、男を前に笑い出した。
 男は、震える。


「私は、言ったのに。

【2度目は、赦さない。】…と。」


  
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