純愛~妻が僕を殺すまで~
  

 夫に言われて永眞は、ハッとした。確かにその通りだった。


「…私と寝れないから、だったの?」


「そうだよ。俺も男だ、夜の生活がないのは辛いんだ。」


 好成は、妻を抱きしめる。


「ごめんなさい。私…あなたが“浮気”してるのかと思って…。」


 永眞は、まんまと騙されてしまった。夫を信じた。

 しかし…夫は、騙していた。好成は、妻が大人しくなった事を感じて安心した。


「(湯那と逢うために金が要る。)」


 好成の頭の中は、ヘルス嬢・湯那と過ごすことで埋め尽くされていた。


  
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