純愛~妻が僕を殺すまで~
  

「あなたが悪いのよ。」


 女は、トランクを撫でながら言った。


「いいか。隠すんだ!2度と後始末は、しない!!」


 男は、怒鳴りバスルームへと消えた。


「…ふふふ。“2度と”…ですって。
 馬鹿ね、これから始まるのよ。」


 女は、高笑いをした。


   ※      ※


 あなたが裏切らなければ…私たちは、倖せに暮らせたでしょう。

 しかし…あなたは、2度も裏切った。

 私は、弱い。だから…今度は、あなたが私に尽くす番。

 生き地獄へと…堕としてあげる。


  
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