私の王子はオオカミ君!?
…なんで好きでもない…なんて思うの…?
私はこんなに好きなのに…
嫌いだから泣いたんじゃないのに…
しばらくの沈黙を破ったのは市ノ瀬だった。
「俺…お前に言いたい事があるんだ…」
「うん…」
なんだろ…メイドクビかなぁ…
現に主人である市ノ瀬に迷惑かけてるし……
「……お前にメイドをやめてほしい…」
やっぱり……
「俺…お前が好きなんだ……メイドやめて彼女になってほしい……って思うけど…ダメだよな…」