時空の森と悪戯な風

圭介は驚いた顔をしたけど、すぐに冷静な表情になり



「見たのか…でも誰と会ったかは言えない」



と答えるだけだった。



「圭介…もう少し時間欲しいの…ちゃんと答えるためにも…」



「俺にするか、その男にするかなんだろ?!」



吐き捨てるように言った後、帰ってしまった。





もう…

ハッキリしなくちゃならない…



圭介のためにも、アタシのためにも。






明日行ってみよう。



噂の森に…




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