時空の森と悪戯な風
自宅に戻ると、そのままベッドに倒れ込んだ。
何もする気にならなかった。
「本当は今から森に行った方がいいんだけど…」
夕方の時間までは、まだ余裕があったけど、長時間の運転で疲れて体が動かなかった。
ようやくベッドから起き上がれるようになったのは、もうすっかり日が暮れてからだ。
お風呂に入り、缶チューハイを飲むと、一気に眠くなってきた。
「もうダメだ…」
またベッドに潜り込む。
ソファーに置いたままのバッグの中には携帯が入っていた。
「メールチェックしてないや…でも無理だ…眠気には…」
そのまま夢の世界に入っていった。