2人のゴール
【咲月side】
数学だぁ!
数学大好きなんだよね。
暗記とかもないし、その場で考えて答えをだすっていうのがいいんだよね。
公式とか図形の名前とかは暗記だけどね。
それに、慎也が私に分からない問題聞いてくるから。
さっきだって、私に垂線の作図の仕方聞いてきたし。
慎也の隣の人も頭いいのにね。
辛いけど、慎也と話してることはすごく幸せ。
特に今日の数学は、ひとつの作業が終わるごとに、私を見て「こう?」って聞いてきた。私のことを見てくれるのが、すごく嬉しい。
ずっと笑顔でいたら、なんだか冬休みがすごく楽しみになってきた。
1週間ぐらいは部活が休みで慎也には会えないけど、冬休みでも会えると思うと、すごう嬉しくなる。
だって、同じ部活じゃない女子とかは、会ったりしないでしょ?
会ってほしくない。
私には関係ないよね。
でも、会ってほしくないんだ。
だって、嫉妬しちゃうから。
「咲月、これ片しといて」
「はい」
慎也に、頼まれた。
理由は何だっていい。
私に頼んでくれたことが嬉しい。
数学だぁ!
数学大好きなんだよね。
暗記とかもないし、その場で考えて答えをだすっていうのがいいんだよね。
公式とか図形の名前とかは暗記だけどね。
それに、慎也が私に分からない問題聞いてくるから。
さっきだって、私に垂線の作図の仕方聞いてきたし。
慎也の隣の人も頭いいのにね。
辛いけど、慎也と話してることはすごく幸せ。
特に今日の数学は、ひとつの作業が終わるごとに、私を見て「こう?」って聞いてきた。私のことを見てくれるのが、すごく嬉しい。
ずっと笑顔でいたら、なんだか冬休みがすごく楽しみになってきた。
1週間ぐらいは部活が休みで慎也には会えないけど、冬休みでも会えると思うと、すごう嬉しくなる。
だって、同じ部活じゃない女子とかは、会ったりしないでしょ?
会ってほしくない。
私には関係ないよね。
でも、会ってほしくないんだ。
だって、嫉妬しちゃうから。
「咲月、これ片しといて」
「はい」
慎也に、頼まれた。
理由は何だっていい。
私に頼んでくれたことが嬉しい。