ウソつきなキス☆生徒会室のラブソファー
「いちゃつくのは他でやってくれる?」

ガラッと扉が開いて、入ってきたのは颯太先輩。

「いいところだったのにな~」

高宮先輩はそう言って体を離し、立ち上がった。

代わりに近づいてくる颯太先輩。

「お前、ちゃんと掃除終わったのかよ?」

「それが、まだ途中です」

「ふーん、途中で、勇気といちゃついてたわけだ」

「ちっちがっ」

そう言って、高宮先輩のほうを見ると、

「つづきは、また今度ねっ」

そう言って、高宮先輩は手をひらひらさせて帰っていった…。
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