ウソつきなキス☆生徒会室のラブソファー
「あんた面白いね~、否定するとこ間違ってるよ?」

ていうか、あなた、誰…なの…。

「ねぇ?」

「はい」と言って、背の高い彼の顔を見上げてみた。

「俺のこと、知らないの?」

「知らないけど…」

一瞬彼は目線を逸らしてから、
掴んでいた腕を離し、私の手を握って言った。


「ねー、今からさ、俺と学校サボっちゃおっか?」
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