~*☆私とAngelと約束事☆*~
Boring Day !
 闇空の下。
1人少女は公園にいた。
明かりなど一切ない公園で…
それはまるで闇の中の公園。
その中に入れば、もう誰がいるかがわからないほどの暗さ。
そんな場所のちょうど真ん中にその少女はいた。
なにかを訴えるようにして立っている少女。
まだ幼いのに、少女の周りには大人が誰1人いない。
1人で来たのだ。
そう、この世界に飽きてそれを忘れるために―――。


 もう嫌だ。
毎日毎日同じ日々。
学校にいって友達と話して、授業をうけてはいおしまい。
家に帰ってからはご飯をたべて、お風呂に入って、親に今日の出来事を話して眠りにつく…
少しは、たったの少しだけ違う日だってあった。
でもそれは今日の出来事を言わなかったり、音楽を聞いたりとか小さなこと。
変わった日はやってこない。
そんな日々がどれだけ続いたのだろう。
飽きるほど続いてきたと思っている。
実際にもうあきてしまったかもしれない。
できればこの世界から消えてしまいたいと考えたことが、最近はよくあった。
でも、消えてしまえば面白いことは二度と起きなくなる。もう少し、たった少しでも面白いことがあれば、そんなこと思わなかったのかもしれない。
だけどそんなことはなかった。
一個もなくて、ついには生きる気力さえもなくなってきた。
でも、死んだらもっと面白いことや楽しいことがなくなる。
そう思うとつい命がおしくなる。
だから明日はきっと面白い一日、次こそはきっと楽しい日…
すぐに来る。
そう言い聞かせることによって自分に生きる気力をあげていた。
それも限界がきた。
もう生きたくない。
思いが前より強くなる。
でも、この世界から消えたくない。
だから願う。
誰もいない公園で、
「・・・」
今度は自分にも周りにも聞こえるように
「違う世界に行きたい」
と。
どれだけ言い続けたかわからないくらい願う。
でもいくら言ってもその願いはかなわない。
叶わないとわかっていても、口から次々とこぼれでる。
もしかしたらその言葉をいうことで、自分が自分でいられるように意識させるようにしていたのかもしれない。
だがいくら願っても、少女の願いは叶うことはなかった―――。

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