後輩はダメですか?①
好きなのに。―諒―
「私、翔くんと付き合い始めたの」
頬を赤く染め、そう言ってきた大石。
返す言葉が見つからない。
「おめでとう」って素直に言いたいのに…言葉が出てこない。
どこか、冗談じゃないかと思ってしまう。
いや…冗談であってほしい。
俺と、大石は幼馴染だ。
小さいころからずっと一緒。
小さい頃なら、『美沙ちゃん』って言えてたのにな。
今じゃ『大石』だよ。
恥ずかしくて、下の名前で呼べなくなってしまった。
俺が、大石のことを…意識し始めたからだ。
昔から、小さくてかわいらしくて…。
そんな大石が大好きだった。
でも…気持ちは伝えられなくて…。
そんな時、自分の後輩と大石が付き合ってるなんて…。
信じたくもなかった。
「いつから付き合ったんだよ」
思ってもない言葉が、口からでた。
しかも…口調は強くて…。
こんな言い方したら、大石が傷つくのなんて当たり前なのに…。
それでも、どんどん言ってしまう。
頬を赤く染め、そう言ってきた大石。
返す言葉が見つからない。
「おめでとう」って素直に言いたいのに…言葉が出てこない。
どこか、冗談じゃないかと思ってしまう。
いや…冗談であってほしい。
俺と、大石は幼馴染だ。
小さいころからずっと一緒。
小さい頃なら、『美沙ちゃん』って言えてたのにな。
今じゃ『大石』だよ。
恥ずかしくて、下の名前で呼べなくなってしまった。
俺が、大石のことを…意識し始めたからだ。
昔から、小さくてかわいらしくて…。
そんな大石が大好きだった。
でも…気持ちは伝えられなくて…。
そんな時、自分の後輩と大石が付き合ってるなんて…。
信じたくもなかった。
「いつから付き合ったんだよ」
思ってもない言葉が、口からでた。
しかも…口調は強くて…。
こんな言い方したら、大石が傷つくのなんて当たり前なのに…。
それでも、どんどん言ってしまう。