とある女の子の小さな恋の物語。
「ども。アリアケマサキです。2回目だな。」

私は、ずれた眼鏡をかけ直して彼を見た。

間違いなく、正真正銘。

今日逢った、あの彼。

「葵寮は、警備が手薄だな。入りやすかった。」

彼は、笑ってこんな事を言う。

そして、気が抜けた私に向かって、

こんな事をほざきやがった。

可愛ぃ、子犬な顔をして。

「ねぇ、今からデェトしません??」
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