とある女の子の小さな恋の物語。
「もぉぉっ〜〜〜!!なんなのよっ!!!」

バシッ、バスッ。

クッションに八つ当たりする。

恨めしいくらいに、
顔が変わらない、パンダのぬいぐるみ。

くじで当たったんだ。

ずっと、私の愚痴を聞いてくれた相棒は

ベットの上に居る。

そいつに、殴りかかるなんて、めったにない。

超ムカつく。

あいつ。なんなのよ。

私は、寮に帰って
部屋のドアを乱暴に閉めると

そんな事を思ってた。
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