とある女の子の小さな恋の物語。
彼は、丘の上を上がってまた木の下に来た。

「よ。。この前、さ。なんつ−かな。。んと、わ、悪かったな・・・。」

彼は、木の下に座る私の前に立って、

頭を下げた。

「無理矢理連れてったしな。おかしな事言って、悪かった。」

さらさらと、彼の茶髪がなびく。

風にのって、私の髪も、

ふわっと舞う。

「あっ、頭上げて下さい。私も悪かったから。タメ口だったし。。すいません。。」

つられて、私も頭を下げる。

「な、、お前まで頭下げたら俺どうすんだよっ。上げろよっ。。。」

立った、私の肩を掴んで、頭を上げされる。


その時。風がまたさぁっとふいた。

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