とある女の子の小さな恋の物語。

欲張り

「俺「喋らないで」

また、遮ってしまう。

貴方の気持ちを。

聞きたくない。

でも貴方は静かにまた、
私を抱きしめてくれる。

そんな事するから

私は欲張りになるんだ。

優しい貴方には

わからないだろう。

私のホントの気持ち。

ぷつりと切れた、
私の中の糸。

理性の糸。

今日の私、どうかしてる。

それは、

私よりカッコよくて

私より優しくて

私より、、、、、

自分自身より

好きな奴のせい。

「今日の私、どうかしてる。」

そう呟いた私からは

ポロポロと涙がとめどなく

溢れて私の頬伝って。

彼の肩を、胸を

濡らしていく。
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