とある女の子の小さな恋の物語。
可愛いコだ。本当に。
たいていの人間なら裏表あるはず。

でも、このコにはまったくない。

綺麗な、くらい性格が可愛いコだった。

話せばわかる。
その上、外見まで可愛い。

全てが、可愛いんだ。

「あっ、あの。せっかくだからめい。って呼んでいいですか・・・??」

ひかえめに、
安西涼は聞いてきた。

めい。

自分の名前。

これを呼んでくれた人は
あの人以外いない。。。

この先も他の人にはこの名前で呼んで欲しくなかった。

でも、こいつなら。

安西涼なら

呼ばれてもいい−−−

そう、思った。

「いいよ。」
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