お隣りさんちの幼なじみ君
「何?」
急にそんな事をされると、ドキドキするんだってば。
体が熱くなるのを感じながら悠真を見ると、ハッとした様に手を離してくれた。
「ごめん。何でもない。じゃあな」
そう言うと、また悠真は黙ってご飯を食べ続けた。
「うん。また、明日・・・」
ゆっくりと部屋を出ながら、チラッと悠真を見たけど、私に目を向ける事はなかった。
何だったんだろ・・・。
今の・・・。
掴まれた腕に、悠真の手の感触がずっと残っていた。