お隣りさんちの幼なじみ君



「どうしたの?悠真、機嫌悪いじゃん」


紗知が覗き込む様に見ると、悠真は顔をそらした。


「何でもね~よ」


頬杖をつき、ため息をつく悠真に、瞬司もからかう。


「何でもないって、顔じゃないよなぁ」


そんな瞬司を、悠真は黙って睨んだ。


「こわ~。お前なんか心当たりあるんじゃない?」


「えっ?私?あるわけないじゃん!」


もう、突然振らないでよね。




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