わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】




−−何がなんだか……。


目の前にヨシキが居るということで、こんなにも動揺しているあたしがいる。







言葉が出てこなくて黙っていると、ヨシキは、ゆっくりあたしの元へ寄って来た。








思わず息を呑む。









「……佳代」





そう言ったヨシキは、あたしの右手を取った。






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