わがまま、言わせてよ【ミュージシャンとの恋】


言われた通りに手を開くと、あたしは問い掛けた。



「……何?」









そう言い、ヨシキの顔を見上げると手に何か落ちて来たような感触。




反射的ににぎりしめて、


直ぐさま自分の手の方へ視線を戻すと













「佳代、大ー好き」











もう一度、ヨシキを見てみて確認する。







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